2017年2月25日 (土)

通勤に片道50km!

 
 
さて、B店からD店へと異動した私ですが、これが何と隣町で、車で片道50kmの道程を通うことになったのです。
 
 
このD店はオープンして2ヶ月が経っても売り上げが落ちることもなく、逆に評判を聞いて客が押し寄せるという多忙さでした。
 
事前に地元の人をパート・アルバイトとして採用したものの、何せ近隣店舗も隣町でかなりの遠距離という理由から、十分な研修を積めずにぶっつけ本番でオープンしてしまったという、何の計画性もない新規オープンだったのです。
 
それでも一人、若い兄ちゃんが研修のために私が勤務しているB店へ通い、1ヶ月ほど研修していきました。もちろん、私も彼と一緒に働きましたよ。
 
 
 
D店に通うための経路については、まずは自宅から程なくして高速道路のICがあるのですが、8kmほどの距離にも関わらず、そこに辿り着くまでに30分も費やしてしまうんです。ホントに大した距離ではないのに、これも全て訳の分からない渋滞のせいです。
 
そして、1時間くらいかかってやっと到着です。
 
 
店に着くとD店のスタッフは大歓迎!
 
 
来て良かったなぁと思いましたよ。
 
しかし喜びも束の間、超忙しい時間が待ち受けていました!
 
ただでさえ人員不足なのに、お客さんが雪崩のように押し寄せてくるんです。店の入り口周辺にはお客さんが溢れ、店の外はおろか、駐車場待ちの車の列が路上に続いているほどの大行列です!
 
また、飲食店では15時~17時くらいの比較的空いている時間を 「アイドルタイム」 と呼びますが、そのアイドルタイムが全くない!
 
このラーメン店は自家製麺が売りの店だと前述しましたが、営業中に製麺が追いつかなくなって麺が無くなるという事態にも直面しました。麺が出来上がるまで何とか時間稼ぎをしなくてはいけないのですが、すでにオーダーが入った後なのでどうしようもないんですよね。 
 
新規オープンの場合、普通は余る程のスタッフを揃えてから臨むものですが、無計画な出店はこのようになるのだなぁと、改めて新規オープンの難しさを感じました。余りにも無謀過ぎです。せめてオープンを延期するとか出来なかったのかな?
 
今更そんなことを言っても仕方ないんですけどね・・・
 
 
とにかく毎日がそんな調子で、営業中はほとんど休憩にも入れません。それでもパートさん達は休ませてあげるのが社員の勤めなので、休憩をまわす間だけは少ない人員で頑張るしかありません。40席ほどの小さな店ですが、満席が続く時間帯をたった二人で営業しないといけないとか、本当に地獄でした。
 
ホールと厨房一人ずつだとホールの負担がかなり大きくなります。ですから一人二役どころじゃなく、厨房でラーメンを作りながらも自分でテーブルを片付けに行き、更に洗い物もして、ホールスタッフがオーダーを取っている間はお客さんを店内に御案内し、それで提供まで自分で行かなくてはいけないという状態です。
 
 
ただ、忙しいといってもこの店は 「スープが無くなり次第終了」 という営業スタイルをとっているので、あまりの忙しさに夕方にはスープが無くなってしまうんです。大体18時~19時には店終いをしていました。
 
夕方に閉店してもその頃には店内がグチャグチャになっているので、それを片付けるのに数時間、そして営業中は仕込みを全くできない状況だったので、翌日の仕込みに数時間。結局仕事が終わって帰宅できるのは深夜、それも酷い時には日付をまたいで2~3時になることもありました。
 
 
会社での拘束時間は大体14時間くらいです。
 
 
 
14時間という拘束時間は飲食業界では珍しくありませんが、深夜に仕事を終えて片道50kmの道程を自分で運転して帰るという、有らぬ日々が続くことになってしまったのです。この頃の睡眠時間は毎日3~4時間でした。もともと以前の会社でも睡眠時間はその程度でしたが、その当時は比較的近所に居を構えていたので、通勤にかかる時間も短かったものです。
 
1時間の通勤といっても、電車やバスに乗るのと自分で車を運転するのとでは疲労の度合いが違います。特に長時間働いてさらに車を運転して帰らなければいけないというのは、それだけでかなりのストレスになります。
 
しかも、もともと人手が足りない状態だったので休日などとれるはずもなく、犬を連れて公園へ遊びに行くこともできなくなりました。無理矢理時間を捻出して行くのは可能ですが、休むところは休まないと、居眠り運転をして事故でも起こしたら大変です。ミンかすには申し訳ないが、しばらく我慢してもらう代わりに自宅では出来るだけ構ってあげるようにしました。
 
 
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因みにこの異動はヤンキー店長の提案で、転勤の形としては会社都合によるものです。最初は期間限定でヘルプに入る予定だったのが、いつしか移籍という形にすり替わっていました。
 
移籍なら当然長期間の勤務になりますから、遠距離の通勤を時間とお金をかけてするのは経費の無駄です。会社もそれを考えてか、結局私はその隣町に引っ越しすることになったのです。
 
でも会社は引っ越し費用を出してくれませんでした。他にA店などから社員が移籍していたのですが、その人も引っ越し費用は自腹です。あり得ないですよね。 
 
 
そして見つけたのがこの部屋 ↓
 
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当時の私がどのような生活をしていたのかは、過去のブログを見てもらえばわかると思います。
 
引っ越してからは通勤時間も大幅に短縮し、プライベートの時間もそれなりに確保できるようになりました。それでも長時間に渡る労働はしばらく続きましたので、肉体的にも精神的にも負担は大きかったです。
 
 
静岡県に来て3年ほど過ごした部屋 ↓ は、賃料も安く設備も整っていて最高でした。
 
 
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でも私は長いこと同じ所に留まるのは好きではありません。3年も居ると飽きてしまったので、引っ越しのタイミングとしては願ったり叶ったりでしたよ。とはいえ、全て自腹ですけどね・・・
 
 
 
 
仕事に長時間拘束されるので、帰宅したらまずは 「ミンかす&みぃたん」 とスキンシップです。それが私にとってのストレス解消でした。この子達が居なかったら、私は早々にノイローゼにでもなっていたかもしれません。今は犬猫に限らずペットを飼う人が多いですが、彼等の存在が我々の心にどれだけの潤いを与えてくれるのか、それはペットを飼っている方なら御存知のはずです
 
 
 
職場の近くに引っ越すことである程度の時間が融通できるようになり、長距離通勤によるストレスは軽減できました。それでもこの自宅から店までは片道15kmもあります。ペット可でお手頃の物件が郊外にしか無かったというのがその理由です。
 
しかしこの部屋には満足していました。近所に人気はないが手入れの行き届いた公園があるので、毎朝7:30に起きて ミンかす を連れて走りに行っていました。
 
当時の生活は7:30に起床、上記の通り早朝ランニングをして帰宅後シャワーを浴び、洗濯機を回している間にコーヒーをすすり、テレビでニュースを観ます。その後は身支度をして犬猫に御飯をあげて10時過ぎに自宅を出発、11時から仕事。帰宅するのは深夜0時~1時で、風呂に入って床につくのが3時頃。
 
もちろん沢山ある観葉植物の世話もきちんとやっています。プライベートに費やす時間は徹底的に合理化を図り、短い時間にかなりのメニューを組み込んでいます。休日は予め予定を立てて、これも出来るだけ無駄な時間を作らないように工夫していました。
 
 
プライベートが充実していると仕事もやる気になるものです。仕事のために生活しているのではなく、私生活を充実させるために仕事をしているという感覚です。
 
 
もちろん仕事も真剣に取り組んでいますが、私も世渡りが下手なせいか、うまく成果につながらないというのが実際のところです。
 
 
 
それでも仕事に対する新たなモチベーションとして、このD店に続いて新たにE店をオープンさせるという話が挙がってきました。
 
「よし、店長になろう!」
 
私はここの社員の中では勤続年数が一番短かったのですが、ラーメン業界全体のキャリアでは他の社員の倍くらいあるので、比較的簡単に店長になれそうだと踏んだからです。
 
 
しかし、このD店の店長も、とても残念な奴だったんですよね・・・
 
本当にトホホな状況が続きます・・・ weep
 
 
 

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